農薬の使用について 天候不順などで病害虫が発生した場合、野菜の持っている抵抗力だけでは、生育に大きなダメージが避けられないことがあります。 このように、日照不足や台風被害の後などで病気が出始めたとき、害虫が発生し始めたときは、できるだけ少ない回数・量の農薬使用で対処できるよう、以下のように工夫を重ねた農薬使用を実施しています。 天候による作物への影響、作物の状態をよく観察して、予防重視で使用します。早期、かつ、最小の範囲に病害虫を抑えることで、回数・散布量を抑えることにつながります。 当農園で作ってきた土を使い、一つの畑において、作物の種類を毎期変えて、一定のサイクルで栽培する輪作を行っていますので、土壌消毒は一切していません。(土壌消毒については、「栽培へのこだわり」の「3 「輪作」について」の項目をご参照ください。) 使用する農薬の選定では、家族が食べることを前提に考え安全性についての評価が高いものを選んでいます。 農薬使用時にも、使用量・使用基準については、細心の注意を払っています。使用方法に関しては、農薬のラベルに表示されている情報だけに頼らず、農業技術分野で最大級かつ最新の研究情報が掲載されたルーラル電子図書館を活用して、最新情報を使用前に確認するなど、注意を払っています。 以上を実践することにより、たとえば、キャベツについていえば、一般的な栽培方法に比べて、使用量は50%以下程度に抑えられていると思います。