行者にんにく

行者にんにくは寒冷地・高山で生育し、主要な産地としては北海道が有名です。名前の由来は、山にこもる修験道の行者が食べたことからとも、逆にこれを食べると滋養がつきすぎて修行にならないため、食べることを禁じられたからとも言われているそうです。にんにくの仲間で、普通のにんにくより強い香りが特徴です。

高冷地である当農園では、5月に旬を迎えます。普通のにんにくと比較して生育のサイクルが極めて長く、種をまいてから収穫まで8~10年、株分けを用いても5~6年ととにかく時間と手間がかかり、一般市場向けに出荷するのに適した商品ではないため、一部の地域を除けばスーパーなどに出回ることが非常に少ないのが現状です。
「知る人ぞ知る山菜」などと言われることがあるのも、このように場所を選び、また、時間と手間のかかる貴重な野菜であるためだと思います。

定番の醬油漬けのほか、天ぷら、茹でて酢味噌和え、行者にんにく入り餃子、また、豚肉との相性が良いので、肉巻きや炒め物などでも美味しくいただけます。
下ごしらえは、はかまをとって水洗いするだけですので、醬油漬けは、そのあとサッと塩茹でし容器に醬油、みりん、ごま油を入れ一晩以上冷蔵庫で漬け込むだけと簡単です。食べ終わった後の醬油もいい香りが移っていますので、にんにく醬油としてもご利用ください。

旬の時期はちょうど暑くなり始める時期。どの料理にしてもビールとの相性も最高です。
行者にんにくは、葉がひろがり始めてから花芽が出るまでと収穫期間はわずか。旬の味を是非ご堪能ください。

ポケットマルシェや道の駅などでの販売は行っておりませんが、購入を希望される方は、当HPの「お問い合わせ」ページからご連絡いただけば幸いです。

出荷時期
5月上旬から下旬
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