トマト

就農当時の25年前、1,100mの高冷地では「積算温度が足りずトマトが赤く熟さない」と
言われ、栽培する農家は誰一人いませんでした。1995年、1棟のビニールハウスを利用し、
数本のトマト栽培に挑戦しました。

日中のハウス内の温度を上げることで、ここ高冷地でも一本につき6~7段のトマトの収穫
を実現しました。この1本あたりの収穫量は、暖地(平地)の半分くらいの量です。
やっとの思いで、現在は、800本程度の栽培に拡大しています。

糖度を高めるために、ハウス内の昼夜温度差を高め、生育中は極力水分を与えない栽培を
実施。品種は、食味を重視して、桃太郎系で味に定評のある「桃太郎8(エイト)」を栽培。
トマトに大きなストレスを与え栽培している為、小玉傾向・収量減少になりますが、
甘さと酸味のバランスがとれたより濃厚なトマトに育っています。

品種
桃太郎8(エイト)
出荷時期
8月上中旬から9月下旬

ある日の農家の食卓

トマトはそのままでも味が濃くて美味しいですが、火を通しても美味しくいただけます。
熱を加えるとさらに旨味が増し、ちょうど良い酸味が料理にさわやかさをプラスしてくれます。

・トマトと米ナスのグラタン
・トマトの旨味漬け
・とろとろコーンスープ

皆さまの献立の参考になれば嬉しいです。

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